デフォルト引数の使用
使用書籍:「独習C++ 第3版」
デフォルト引数とは
関数の呼び出し時に指定されていない引数があるときに、対応する仮引数にデフォルト値を与えることができる機能
使用例
- 2つの仮引数のデフォルトとして0を定義する場合
void f(int a = 0,int b = 0);
- 以下の3通りの方法で呼び出すことができる
f(); //aとbにデフォルト値の0を使用する f(10); //aは10、bはデフォルト値の0 f(10,99); //aは10、bは99
制約
上記「使用例」からもわかる通り、aにデフォルト値を使用し、bの値を指定することは出来ない
デフォルト引数を持つ関数を作成する場合、デフォルト値はプロトタイプか定義のどちらかで指定する
プロトタイプと定義の両方でデフォルト値を指定することは出来ない
デフォルト仮引数は、デフォルト値を持たないすべての仮引数よりも右側に記述する必要がある
たとえば、以下のようにするとコンパイルエラーが発生する
void f(int a=0,int b); //bにもデフォルト値が必要